和泉なおみ事務所ブログ

和泉なおみ・日本共産党都議会議員の事務所です~くらし・福祉を都政の真ん中へ~

2020年度補正予算案、全会一致で可決 あぜ上都議が討論

 東京都議会は3月4日の本会議で、2020年度最終補正予算案などを全会一致で可決しました。日本共産党のあぜ上三和子都議は討論で、新型コロナウイルス対策の補正予算案について、「財源の99.5%が国庫支出金で、都独自施策がほとんどない。小池百合子知事には本気で感染を抑え込む姿勢がない」と指摘しました。

 補正予算案にはPCR検査の拡充が盛り込まれていません。あぜ上氏は、「検査能力に一定の余裕がある今こそ、大規模検査が必要」だと強調。事業者への協力金(6万円/日)についても、事業者ごとから店舗ごとに改善したことを評価しつつ、「事業規模で必要な固定費は異なるのに、一律の協力金で不満や分断が起きている」と、改善を求めました。

 また、前年度決算剰余金など1195億円を五輪準備基金に積み増すことについては、「五輪が開催できるか不透明だ。貴重な財源をコロナ対策に活用すべきだ」と主張しました。

 日本共産党は、都議会財政委員会で、2020年度一般会計補正予算への付帯決議案を提案しました。決算剰余金などをオリパラ基金でなく財調基金に積むものです。付帯決議案は都民ファースト、自民、公明、維新の反対で否決されました。

3月4日 本会議 あぜ上三和子都議の中途議決討論 | 日本共産党東京都議会議員団 (jcptogidan.gr.jp)

 決算剰余金などをオリパラ基金でなく財調基金に積む付帯決議案を提案しました | 日本共産党東京都議会議員団 (jcptogidan.gr.jp) 

(「しんぶん赤旗」3月5日付参照)