日本共産党都議団(大山とも子団長)は3月22日、都2024年度予算案(一般会計8兆4530億円)に対する組み替え案を発表しました。26日予算特委で採決され、自民、都ファ、公明などの反対で否決されました。
組み替え案は、「経済界ファースト」大型開発など69項目で2053億円を見直し、都民の切実な要求を盛り込んだ10本の柱(下記)・121項目に3224億円を付けるものです。組み替え規模は3.8%。
予算組み替え案の柱
①高齢者支援を手厚くする
シルバーパスの無料化、対象拡大
補聴器購入補助の拡充(全区市町村で実施できるよう)
②子ども・子育て施策を国際的な水準に引き上げる
都営地下鉄の小児運賃を50円に
学校給食費を全額補助
③いのちと健康を守る
多摩地域の保健所増設検討
④貧困と格差の是正を都政の柱にする
都営住宅の新規建設を再開
⑤グローバル人材育成ではなく子どもの成長と学びを支える
子どもの国民健康保険料(税)の無料化
児童育成手当の増額
35人学級の前倒し実施
⑥倒れない・燃えない防災対策
木造住宅の耐震改修予算の倍加
⑦人権尊重とジェンダー平等
性犯罪・性暴力被害者の支援センター増設
⑧化石燃料からの脱却・原発ゼロ
太陽光パネル性能向上とリサイクル予算の拡充
⑨戦争に備えるのではなく平和を広げる
横田基地のオスプレイ配備撤回
騒音・振動による健康被害調査
⑩「経済界ファースト」の予算を削減
都庁舎プロジェクションマッピング
住民不在の再開発事業
外環道、特定整備路線
中学校英語スピーキングテスト
化石燃料延命の水素活用
(「しんぶん赤旗」2024年3月23日付参照)
詳細→
2024年度東京都予算案に対する日本共産党の組み替え提案 | 日本共産党東京都議会議員団 (jcptogidan.gr.jp)
予算特別委員会 曽根はじめ都議(北区選出)の予算編成替え動議の提案理由の説明 | 日本共産党東京都議会議員団 (jcptogidan.gr.jp)