東京都水道局が談合疑惑企業を排除して４浄水場の管理業務委託の入札を行ったところ、契約額が前年度より平均4割減ったことが、3月19日、明らかになりました。同日の都議会公営企業委員会で日本共産党の河野ゆりえ都議がとりあげました。
都は2月、公正取引委員会が談合疑惑で検査を進めている企業を排除して、4浄水場の2019年度の排水処理業務の入札を実施。その結果、4件の契約額は計1億5千万円弱となり、疑惑企業2社がが受注した18年度の2億5千万円弱を1億円近く下回りました。
河野都議は、談合疑惑企業が大儲けをしていたことになると指摘し、徹底解明を求めました。さらに、「しんぶん赤旗」が3月15日付でスクープしたダクタイル鋳鉄水道管を受注した4社にOBが天下りしていた問題を追及。2009年に公正取引委員会がダクタイル鋳鉄管の闇カルテルを告発した後も都OBの天下り癒着が続いていると指摘し、是正を求めました。
（「しんぶん赤旗」2019年3月22日付参照）
