JR東日本が進める「高輪ゲートウェイ駅」開業と周辺地域の再開発計画が、猛暑を引き起こしゲリラ豪雨の原因ともされるヒートアイランド現象を招くのではとの指摘が出されています。日本共産党の和泉なおみ都議は、都議会都市整備委員会(11月28日)で取り上げました。
JR東日本の計画案によると、新駅周辺には高さ164メートル～173メートルの超高層ビル４棟と高さ45メートルのビル５棟が建設されます。このうち超高層ビル２棟が、都が示した「風の道」に立ちふさがっていることを、和泉都議が指摘しました。
東京では、汐留再開発でできた超高層ビルが壁となり海風を遮り、ヒートアイランドを加速させた痛苦の経験があります。都の「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン」では、「風の道の確保に積極的に取り組む」としています。
和泉都議は、こうした経過を指摘し、JR東日本の計画で帰の道が確保できるのか具体的に確認するため、シミュレーション結果を明らかにするよう求めました。都は、「（JRが）公表していただきたくはないと言っている」ことを理由に公表を拒否しています。
（「しんぶん赤旗」2018年12月7日付参照）
（「東京民報」2018年12月9日付参照↓）
