築地解体せず残せ

日本共産党のあぜ上三和子都議は、都議会経済・港湾委員会(11月15日)で、解体工事が始まった築地市場について「歴史的建造物を壊すのではなく、文化的価値に配慮して残すべきだ」とただしました。

国際記念物遺跡会議・イコモスの日本国内委員会の後藤治ワーキンググループ長（工学院大学理事長）は「築地市場の骨格構造を残せば、世界遺産に登録させる可能性は十分にある」と、今川憲英東京電機大学名誉教授は「築地市場の基本構造を残してリニューアルすれば築地の歴史と文化を再生できる」と述べています。あぜ上都議は、こうした声を紹介し、「骨格構造を残すことはまだ間に合う」として、築地市場を残すよう強く求めました。

（「しんぶん赤旗」2018年11月17日付参照）