葛飾区庁舎建て替え計画反対区民集会

9月13日、「葛飾区庁舎建て替え計画反対！区民集会」が開かれました。区民、市民団体、超党派の区議らが集まり、巨額の費用をかけた「新庁舎整備基本計画」の白紙撤回を求めました。

区庁舎建て替え計画は、立石駅北口再開発エリアに地上13階の超高層ビルとして新庁舎を建てるもの。駅前再開発事業を後押しするための計画とみられています。

費用は264億円と区は説明していますが、地下駐車場建設費など含めれば500億円を超えるといわれています。

建て替えの理由は「現庁舎が老朽化し、地震に弱いから」とされています。区庁舎は、本館が築55年、新館が39年と年数は経っていますが、阪神大震災以降に耐震工事をしており、建て替えでなく改修でも対応できます。区庁舎よりも古い学校校舎もあります。こうしたところへの対応が優先させるべきではないでしょうか。

区は、区庁舎建て替え計画のために毎年巨額の積み立てをしていますが、一方で、保健センターや児童館の廃止、公立保育園の廃止・民営化など、区有公共施設の削減を進めています。区政のあり方が歪んでいると言わざるを得ません。