日本共産党の原田あきら都議は3月11日の予算特別委員会で、地下トンネル工事沿線で地表陥没などが相次いでいる東京外環道(練馬区~世田谷区間)の事業認可を延長しないよう、小池百合子都知事に迫りました。
外環道工事では、住民が異常な振動を訴えていたのに、知事は、「安全や環境が損なわれる事態は発生していない」と目をつぶり、事故が起きると国や事業者の責任だとしてきました。原田都議は、「行政の責任者として資格が問われる」と知事の姿勢を批判しました。
原田都議が、国、事業者からの十分な説明もなく、工事再開への住民の理解も得られていないとして、外環道の事業認可延長を許可しないよう求めたのに対し、小池知事は、「国や高速道路会社に丁寧な説明、きめ細やかな対応を求める」と答え、自らの責任には触れませんでした。
(「東京民報」2021年3月21日号参照)