東京都は中央卸売市場条例の改定案を12月議会に提出する予定です。現行条例では、公正価格形成のために、卸売業者が仲卸業者・買い出し人以外の第三者に商品を販売することなどを禁止しています。ところが都が示している改定素案では、知事に報告すればこれらを認めるとしています。
尾崎あや子都議は、「取引ルールがなくなれば、何が公正な取引なのか判断が難しくなる」と指摘。産地・生産者への影響を懸念する声が寄せられていることも示し、市場関係者と話し合い、納得と合意を得られるものにするよう求めました。
(「しんぶん赤旗」2019年11月1日付参照)